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染 SUPERIORの深み

2021年にリリースした5DAYS・染 SUPERIOR。

今までの染は全てベースの革を牛革にしていました。カジュアルな雰囲気を演出してくれる牛革はSoHのコンセプトとも合致し、多くの方に支持していただいてきましたが、2021年の新たな挑戦という意味も込めて、製品染めグローブに鹿革を採用しました。

鹿革は繊維のきめが細かいのでとても柔らかく伸縮性に富み、高い保温性能を発揮するということで、手袋用としては最高級の天然皮革です。さらに劣化しにくく、長くご愛用いただけます。
そんな鹿革を供給していただいているのは、1883年創業の㈱藤岡勇吉商店。使用する原皮を厳選し、丁寧に鞣された鹿革は日本の製革の技術の賜物と言える逸品だと思います。そんな鹿革を染色する前の状態で仕入れ、裁断・縫製をしてから染色工程に進みます。

染色はもちろん、地元・香川県の染工所である大同染工㈱。慣れない鹿革の染色でしたが、試作に試作を重ねて、染料だけで着色しても染めムラを最小限に抑える技術には脱帽です。
独特のマットな雰囲気が高級感を保ちながらカジュアルな雰囲気を演出してくれます。

染め上がった製品の最後に裏地を合体させます。裏地は優れた吸湿発熱性と保温性を持つ東レの「クロスウォーム」を使用。耐摩耗性にも優れているので、ヘビーユーザーの方も安心して使っていただけます。

総丈を通常の手袋よりも25mm程度長くし、さらに裾部の端は革の切り目を生かし、斜めに走る甲側の山飾りなどのデザインにも手袋屋としての強いこだわりがあります。
常識を超える。
SoHがSoHであり続けるために、絶対に失ってはいけない概念だと思っています。
そんなこだわりの詰まった、最高級の鹿革グローブをぜひ堪能していただきたいと思います。

2021/11/09 記事のURL

クリーンパッケージ

抗/抗+に使用している素材はデオファクターという抗ウイルス加工を施した素材を使用しています。
どの商品よりも清潔な状態でお届けしたいということと、「デオファクターとはどういう加工?」という疑問に対する答えを明確にすることから、アイテム専用パッケージを採用しています。

このパッケージは表面は透明フィルム、裏面はアルミフィルムを採用し、なおかつ口部はジップロックにしていますので、お客様の手元に届くまで清潔な状態を保つことができます。また、裏面にはデオファクター加工の詳細な情報を記載しており、どのようなメカニズムでどういう根拠があるのかということがご理解いただけるようにしています。
さらにQRコードをスマホなどで読み込んでいただくと、動画サイトにジャンプしますので、「ひっくり返しながら脱ぐ」方法を分かりやすく説明させていただいております。

まだまだコロナの影響で不自由な生活を過ごされていると思いますが、少しでも外出時のストレスを和らげることにつながればとてもうれしく思います。

2021/05/04 記事のURL

「染・SEN」のこだわり

そもそもこの商品の誕生のきっかけは、弊社のバッグ事業部で綿素材を使った製品染めのカジュアルバッグを作っていたからでした。
手袋の新しい製法や技法にチャレンジするのが5DAYSというラインの約束事でしたが、手袋の製品染めってあまり見たことないということもあり、ブランド創設前からやってみたいと思っていました。

製品染めの革は、長年お付き合いさせていただいている兵庫県のタンナーさんから無染色の革で染料が入り込みやすい状態で仕上げていただいたものをご提供いただけるところまでは順調でした。ただ、いざ染色を革屋さんにお願いすると、手袋という小さいアイテムだと1色50双や100双でも染色ロットに満たなかったのです。革の染色なら革屋さんにお願いするしかないと思っていたのですが、1回2回の無理は聞いてもらえても継続的な依頼は難しいということであきらめかけていました。ただ、知人に地元・香川県に糸や生地の染色をしている会社の方がいたので、さすがに革は難しいかなと無理を承知でお願いしてみました。
すると、少ないロットにも関わらず、我々のチャレンジにも賛同いただき、快く受けていただきました。
最初は色出しや色止めに苦労されていましたが、見事に我々の要求に応えていただきました。

製品染めしただけだと製品染めの味が物足りず、半乾きの状態で社内に商品を移動させ、1点1点しわを入れる加工を施すようにしました。しわの入れ方も色々と工夫を重ねてなるべく手が美しく見えるようなしわにこだわって出来上がったのが「染・SEN」です。
手をはめるとじわっと染まりきっていない部分が見えてくる独特な色合いもお楽しみください。

2020/11/09 記事のURL

ダウンファブリックを採用する理由

SoHの2020AWシーズンがいよいよ始まりますが、今年の新商品にも昨年の断・BLOCKに引き続き抗+・PROTECTにもダウンファブリックを採用しています。
なぜ採用し続けるのかを簡単にご説明いたします。

ダウンファブリックは特別な3Dプリンター技術を用いて1枚の生地の中にダウンを入れた素材で、透湿性を持ちながら、吸湿発熱機能性、ストレッチ性などを併せ持ったハイブリッドな素材です。生地の中に鳥の羽を入れるという、その発想の斬新さに圧倒されてしまいました。
保温性と透湿性を兼ね備えていて、なおかつ適度なストレッチ性を持っているので、冬のファッション手袋に使う素材としては文句のつけようがありません。

まだあります。
とても肌触りが良い、とういうのはなかなか言葉では表現しづらいですが、抗+は裏地無でもとにかく気持ちいい感覚を得ることができます。
表面に柄のように見えているカラーもありますが、これは全てプリントで表現しています。表面が滑らかなので、まるで織物の柄生地のように見えてしまう再現性は従来の常識を超えているかもしれません。
それと今年の商品として見逃せないのは、ウォッシャブルであること。水洗い(押し洗い)可能ということで、手袋の表面を常に清潔な状態に保ってくれます。

SoHとしては手袋に使う素材としてまさに最高ランクに位置する素材、それがダウンファブリックだと考えています。

2020/10/29 記事のURL

抗・Protect 開発の想い

コロナ感染の拡大が日本でも深刻になったのが今年の3月。

2月の時点では、県外への移動制限はもちろん、外出すら許されない状況になるまで深刻化することは、正直あまり予想出来なかった。

数多くの飲食店やレジャー産業、そして我々の業務とも関わりが深い百貨店やアパレル・スポーツショップも休業となるなど、頭の中にすらなかった。

 

それが残念ながら現実のものとなった。

国難、いや世界を巻き込む未曾有の出来事となった。
当然我々縫製業にもその影響が及んできた。

 

ここでコロナに負けるわけにはいかない。

直藝を受けた飲食店やレジャー産業、各種交通機関、アパレル産業などが復活した時、支える人がいなくなれば誰が今の困難な状況を乗り越えられるのだろうか?

今こそ我々の知恵を絞って立ち向かうことを決意した。

 

あれこれ考えた結果、今までの価値観の延長線上で知恵を絞っても、どうやら自分たちが描く結果には結びつかないのではないかと思うようになった。それよりもこんな状況でも顧客や社会が必要とする価値って何なのかを考えた方がいいのではないかと。

コロナの影響はさらに長期化し、経済も一旦リセットされた。となれば、人々の心理的不安を少しでもなくするようなことが、我々の会社でもできないものか。もしそういう商品が開発できたとすれば、それこそ今の時代でも必要と認められるのではないか?

 

6月に発売する抗・Protectは、そんな想いから生まれた商品だった。抗ウイルス加工技術を持つメーカーとの出会いが大きなターニングポイントとなり、一気に商品開発は進んだ。

試作を繰り返すこと7回。ようやく出来上がったのが、抗ウイルス・吸汗速乾・タッチパネル対応の手袋でひっくり返しながら脱ぐことができるユニセックスのサマーグローブ・抗である。

 

これから徐々に経済活動が再開し、外出する機会も増えると思われる。

そんな人々の手を守り、少しでも心理的ストレスを和らげるものになってくれればという想いと共に、この商品をお届けしたい。

そしていつの日か、コロナに打ち勝ち、安心して暮らせる世の中に戻ることを強く願う。

2020/05/23 記事のURL