Play Your Hands. SoH Official website | soh-play.jp

火019の革

火019(アイボリーカーキの2色展開)の表地に使用している牛革について、少し説明させていただきます。

この革はスエード革ではありますが、銀面にキズがあるものを使っています。銀面とは鞣した革の表皮にあたる部分ですが、動物の革ですので、表側にキズがある革もあります。傷が少ない革はそれなりの価格で流通していますが、日本のマーケットの要求は厳しいですので、表皮にキズがある革はその程度によっては流通できない場合も多く、タンナーさんの悩みの種にもなっているのが現状です。
そこで、表皮にキズのある革を有効に活用できないかという相談を受け、この商品にスエード面を表使いして採用させていただきました。
スエード面の毛羽もそろえていただいており、キズ有革で流通できない状態のものだったとは思えない仕上がりになっていると思います。

さらに掌側に使っている銀付き革も、やや表皮にキズのある革をあえて仕入れていますが、裁断パーツが小さいのでキズを避けて裁断するようにしています。

キズがある革はキズのない革に比べると価格がやや安いので、頑丈に作っている火019ではありますが、価格を抑えることができているとも言えます。こういう取り組みをすることで、少しでも日本の皮革産業の役に立ち、同時に消費者の皆様の満足も得られるようになれば、大変うれしく思いいます。

2019/11/13 記事のURL

5DAYS・組のこだわり

5DAYS ・組は表側の革手袋とインナーのニット手袋が分離するのが最大の特徴です。
インナーのニット手袋は取り外し可能ですので、洗濯することも可能です。

表側の革手袋はステッチが外側に見える「外縫い」仕様になっています。
縫い合わせてからひっくり返す「内縫い」の場合ですと縫い代が内側に出てくることになります。そうなりますと、インナーのニット手袋()が縫い代に当たり挿入しづらくなるため、外縫い仕様にしています。鹿革の縫製糸はステッチをやや目立たせるためにやや太めの糸でミシン目をやや荒くしているところも細かなこだわりポイントですね。

また、使用している鹿革は繊維が極細でしなやかかつ保湿性があるので、手袋には適した革と言われています。また組に使用している鹿革は染色後に着色剤や仕上げ剤などの薬品をほとんど使っていない、いわゆる「素上げ」の革です。素上げの革はキズが目立ちやすいため、原皮を厳選する必要があるので希少性のある革とも言えます。

さらに表地の人差し指と親指先には導電糸刺繍を施しているので、タッチパネル操作も可能。インナーニットグローブにも同じ個所に導電糸を使って編みたてているので、インナーのみで使う場合でも革をかぶせて使う場合でもタッチパネル操作できます。

二つの顔を持つ組KUMUをぜひお楽しみください。

 

PLAY YOUR HANDS

2018/12/18 記事のURL

SoHのデザインにかける想い

SoHのブランド開発チーム内にはひとつの合い言葉があります。
それは、「超えていけ」という言葉です。

形状、カラーリング、機能性はもちろん、着け心地、着脱性なども。

またプロダクト以外にも、保管方法や広告、パッケージからブランドが持つメッセージ性まで。

今までの常識を超えていく挑戦するブランドこそ、仕事も趣味も充実したかっこいい男性に似合うのだと思っています。

それを体現したモデルの一つに、5Daysの染(sen)があります。
手袋にしてはめずらしい「後染め加工」で、わざと染めムラやシワを残しています。ラインナップにはツートーンや墨汁染などもあり、今までになかった一点もののレザーグローブを目指しています。

その中でもツートーンは、カラーリングにもっともこだわったプロダクトで、色の切り返し部分がいかに美しく混ざり合うか、またそれが自然に見えるかを追求し、何度も試行錯誤を重ねました。
写真のプロダクトはINLAND SEAというカラー名の通り、ブランドのお膝元でもある瀬戸内の、島から見える浅瀬の淡い色と、瀬戸大橋から見える深い海の色を表現しました。
常識では不可能だと思われていたツートーン技法にさらにプラスして、私たちでなければたどり着く事のできない独特の色彩表現を加えることで、唯一のプロダクトを目指しています。

このようにSoH ismでは、細部にまでこだわったデザイン性とブランドの持つメッセージもお伝えしていこうと思っています。

PLAY YOUR HANDS.

Branding & Art Director 村上

2018/11/25 記事のURL

4Elements・水のOutDryについて

4Elementsの「水」という商品に使用しているOutDryという防水機能について少しご説明します。
従来の防水手袋は表地を縫製した後インナーフィルムグローブと裏地を挿入して裾でまとめ上げるだけの作り方ですので、表地の縫い目から水が浸入し、表地とインナーフィルムグローブの間に水が溜まります。
それに対しOutDryは3Dラミネーションシステムを使った防水グローブでして、表地を縫製した後インナーフィルムグローブを挿入するところまでは同じです。実はインナーフィルムグローブの表面にドット状に塗布された接着剤をつけていて、特殊な機械を使って熱と圧力をかけることで手袋の形にした後の表地の裏面にフィルムを張り付けることができるので、縫い目から一切水が入らない仕組みになっています。なおかつフィルムと生地のずれ感がないためグリップ力や操作性が高まるという画期的な完全防水グローブです。

下のオレンジ色の手袋は弊社が製造する消防士向けの消火活動用グローブですが、バケツに水をためて30秒間つけた後に取り出した時の写真です。左が従来の防水手袋ですが、水が滴り落ちている様子が分かると思います。表地とフィルムの間に水が溜まっているということです。左側がOutDry加工を施したものですが、ほとんど水が滴り落ちていません。
完全防水グローブと謳える意味がご理解いただけたでしょうか?
もちろん透湿性・防風性も兼ね備えています。

ぜひ様々なOutDoorシーンや自転車・バイク、ウィンタースポーツ、タウンユースと幅広くご活用ください。

2018/11/23 記事のURL

MADE IN KAGAWA

香川県は世界有数の手袋の産地であることは、残念ながらあまり知られていないことかもしれません。
今治のタオル、鯖江のメガネ、豊岡の鞄といった産地は何となくご存知かもしれませんが、香川県が手袋の産地であることは業界関係者でもご存じない方もいらっしゃるというのが現状ですので、少し産地の紹介をさせてください。

日本国内で製造される手袋の90%以上が東かがわ市を中心とする香川県で生産されています。
香川の手袋の歴史は明治時代までさかのぼります。1888年から大阪でメリヤス手袋の縫製を行っていた先達がこの地で手袋の製造を始めたことがその発祥。今年でちょうど130年目を迎える歴史と、革やジャージを使った縫製手袋やニット手袋などのファッション手袋やバッティングやゴルフ、バイクなどのスポーツ手袋、作業用手袋など多種多様な手袋をこの狭いエリアで製造していることが、世界的にもかなり特殊であると言えます。
現在も70社以上の企業が日本手袋工業組合に加盟し、産地の維持・発展に努めております。

弊社は今年で創業55年目を迎える会社で、今もなお国内で縫製手袋の生産をしています。上は70代、下は10代とベテランから若手まで様々な年代のスタッフがいることと、外国人労働者に頼らず全て地元採用して技術の継承と産業の発展を実現してまいりたいと考えています。
SoHの商品も全て自社工場で生産し、日本人ならではの器用さときめ細かな気配りで仕上げた商品をお届けしております。

2018/11/06 記事のURL