4Elements・水のOutDryについて
4Elementsの「水」という商品に使用しているOutDryという防水機能について少しご説明します。
従来の防水手袋は表地を縫製した後インナーフィルムグローブと裏地を挿入して裾でまとめ上げるだけの作り方ですので、表地の縫い目から水が浸入し、表地とインナーフィルムグローブの間に水が溜まります。
それに対しOutDryは3Dラミネーションシステムを使った防水グローブでして、表地を縫製した後インナーフィルムグローブを挿入するところまでは同じです。実はインナーフィルムグローブの表面にドット状に塗布された接着剤をつけていて、特殊な機械を使って熱と圧力をかけることで手袋の形にした後の表地の裏面にフィルムを張り付けることができるので、縫い目から一切水が入らない仕組みになっています。なおかつフィルムと生地のずれ感がないためグリップ力や操作性が高まるという画期的な完全防水グローブです。
下のオレンジ色の手袋は弊社が製造する消防士向けの消火活動用グローブですが、バケツに水をためて30秒間つけた後に取り出した時の写真です。左が従来の防水手袋ですが、水が滴り落ちている様子が分かると思います。表地とフィルムの間に水が溜まっているということです。左側がOutDry加工を施したものですが、ほとんど水が滴り落ちていません。
完全防水グローブと謳える意味がご理解いただけたでしょうか?
もちろん透湿性・防風性も兼ね備えています。
ぜひ様々なOutDoorシーンや自転車・バイク、ウィンタースポーツ、タウンユースと幅広くご活用ください。
2018/11/23